April 28, 2005 Kids in WEB : Serious Talk
一周年記念の本日は二本立てでお送りしたいと思っています。
くたかけ凪氏が日記で言及している通り、現在のWEB環境は非常に「配慮が難しいもの」だったりします。
簡単に言うと、ネットサーフィンは本当に外(すなわち社会)に出るようなものなんですよね。
ところが、それがかなり簡単にできちゃう。
現実の「社会」では小学生ばっかりでいろんなところに出歩くことは禁止されているワケですが、インターネットではその規制が無いに等しいんですよ。
だから、子供でもエロサイトは見れるし、T-Akfのサイトを見れる。
で、ここに理解できるかどうかは完全に別問題ってことも含まれてます。
さてさて。
じゃあ、私たちがネットサーフィンをする上でわきまえていることはなんでしょう。
「ここは現実社会とさほど変わらない」ってことだったり、「ネット上でも常識をわきまえる」ってことだったり。
WEBと現実生活を完全に分離して考えてる人は稀じゃないかなぁ、と思ってます。
で。
この前提の元で、「子供たちのネットサーフィン」を想定してみましょう。
それはつまり前提が「子供たちの社会」だってことになるわけですね。
つまり、子供たちの置かれている現実と変わらない前提でサーフィンサーフィンって感じ。
その子供たちの社会を前提にこんな例を出してみましょう。
私がDQ9を友人に貸してみる。「どうよ、面白そうっしょ?」なんていいながらね。
で、その友人は家に他の友人をたくさん呼んで、ゲームを自慢するわけですわ。
「ほらほら、DQ9だぜー」と。
それをネット環境にも適用してしまう、という危険性が子供にはあるのね。
というか適用してしまっている。
ネットでダウンロードした画像は「自分の物」なんですよ。
で、著作権違反の画像を、場合によっては他人のウェブサイトの画像のURLだけを抜き出して使う、なんてことになるわけ。
ほかにも、私が教室でいろんなグループを行き来して遊んでいると、「誰の味方なのさ!」とか言って村八分になる可能性がある。
それはつまり「友達を独占したい」とか「融通の利かない仲間意識」だったりするんだけど。
それが「ハシゴ禁止」って言う子供コミュニティon the WEBの非常に顕著なネタだったりするわけです。
この辺り、すごいmixiに似てる概念なんですけどね。
で、こんな「大人から見れば特殊極まりない、かつ法に触れかねない慣習」が、今の子供コミュニティの持つ危険性。
同時に、特に技術が無くても、そういう行為ができてしまうWEBの敷居のハンパな低さが問題なのね。
そういうことが危険な行為であること、そういうことがやってはいけないことって言うのを、子供の視点で伝えることを放棄しているかのような状況だから。
でも、当たり前なんだよね。
現実社会でも、道を歩いてて子供には到底理解できないものが大量にある。
WEBは基本的に「個人」が運営するものが大半だし、その「個人」が大人社会前提で作っているのも理由の一つなんだけど。
プリキュアマックスハートの公式サイトは非常に見やすいと思う。
でも「プリキュア」をGoogleで検索するとかなり上のほうにPTAの人たちが子供には有害だと言いそうな、あるいはそもそも小学生以下を想定してそうにないサイトが見つかると思う。
それってつまり普段道を歩いてたら親が、大人が無理矢理通らないようにさせてる歓楽街を誰でも通れるようにしてるようなものなのよね。
それでいて、それが子供にとっていかに危険か、が理解できないような構成になってる。
たとえばアダルトサイトなんかは、年齢認証のページが既にアダルト広告の集大成になってるところだってある。
じゃあ、子供と大人の住み分けをして、キッズGooなんかを使え! ってことなのか? って言われるとそれは違うんじゃないかなぁ? と思ってしまう。
必要なのは「情報を取捨選択するテクニックを教えること」であって「情報を(機械的に)規制すること」とは微妙に違うんだよね。
それは例えば現実世界でも、子供たちは普通に歩いているだけでラブホテルの横を通ることがあるわけだってことと同じ。
でも子供はラブホテルには入れない(と言い張ってる)よね、もちろん。
だから「情報を教えて、それでいてそのサイトへの侵入を規制する」などの方法が一番ベターなわけだ。
まぁ、でも実際問題、そんなことが簡単にできたら苦労しないんだけどな。
あと、Googleの曖昧検索をもっと広範囲に広げる、とかも大切かもしれない。
仮面ライダーをカレーパンマンだと間違える人にとって検索ツールは天敵ってことだ。
長いな。
Written by T-Akf